長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔(仮)』製作委員会(株式会社パルコ・公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団・株式会社スプーン)では、このたび『太陽の塔』をテーマにした長編ドキュメンタリー映画の制作を決定致しました(2018年公開予定)。本作では、岡本太郎の残した「太陽の塔」の持つ意味を、大阪万博から約半世紀の時を経て、改めて世に問いかけたいと考えます。つきましては、この作品を「太陽の塔」を心から愛する人たちで制作したいと考え、制作趣旨に賛同いただける監督を公募することとなりました。本物の「太陽の塔」への愛情と映像制作の経験・技術を持つ方であれば、年齢、国籍、性別は問いません。
みなさまの“太陽の塔への熱意”を、製作委員会一同楽しみにお待ちしております。

主催 | 長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔(仮)』製作委員会
   (株式会社パルコ・公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団・株式会社スプーン) *2016年4月現在
制作プロダクション | スプーン 

1970年、歴史的な巨大イベント「大阪万博」のド真ん中に、前代未聞の怪塔「太陽の塔」が現れる。
万博のシンボル《大屋根》を突き破り、70mの高みから会場を睥睨する姿は、いまも語り継がれる高度成長期を象徴する光景だ。
同時代を生きた日本人で「太陽の塔」を知らぬ者はいない。見れば、だれもが〝あのころ〟を思い出す。空前絶後のスー パーアイコンなのだ。こんな芸術作品はおそらく世界にも例がないだろう。しかし、いやだからこそ、メッセージは伝わらなかった。「太陽の塔」はだれもが知っていたが、その意味を感知できた者はほとんどいなかった。高度成長に沸く当時の日本には早すぎたのかもしれない。だがいまこそ必要なのだ。「太陽の塔」の出番はまさにこれからなのではないか?


いま、塔内を再生し、一般公開する計画が進んでいます。この機会をとらえて、「太陽の塔」を題材にしたベラボーなドキュメンタリー映画を作りたいと考えています。「太陽の塔」とはなにか?
私たち『太陽の塔(仮)』製作委員会は、この映画を「太陽の塔」への愛情をもつ者だけで創りたいのです。その深い「太陽の塔」への愛情を作品に投影してくださる監督を公募致します。映像制作の経験と技術をもつ者で、本物の愛情と創造的なアイデアさえあれば、あの時代を知らない世代でも映画界の住人でなくとも構いません。
「太陽の塔」に賭けた岡本太郎の情熱はいまも冷凍保存されたままです。それをいかに解凍するか。この課題に挑む才能と情熱をお待ちしております。

長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔 (仮)』製作委員会一同

長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔(仮)』製作委員会(株式会社パルコ・公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団・株式会社 スプーン)は、「太陽の塔」のドキュメンタリー映画の製作を決定し、その監督の公募を実施致しましたが、この度監督が決定しまし たので、ここにお知らせ致します。
今回の監督公募ですが、我々の予想を超える98名の応募があり、その中から第一次選考で6名の方に絞らせていただき、第二次選考として、それぞれが思い描く作品のプレゼンテーションおよび面談を行った結果、

関根光才(せきね こうさい)氏に決定致しました。

皆さまには、多大なるご協力を頂きまして、誠にありがとうございます。 
関根氏はCM、MVなどを中心に国内外で活動する傍ら、短編ドキュメンタリー映画などをインディペンデントで制作するなど、意欲的 に活動している映像作家です。長編ドキュメンタリー映画『太陽の塔(仮)』は、1970年の歴史的な巨大イベント・大阪万博で岡本 太郎の残した「太陽の塔」の持つ意味を、約半世紀の時を経て改めて世に問いかけたいと考え、製作して参ります。 なお、2016年10月中旬より撮影を開始し、公開は2018年を予定しております。

製作委員会による選考理由

太陽の塔をめぐる解釈の説明や物語の構築にとどまらず、日本人と芸術の関係、さらには日本と日本人を考える契機にしたいとする関 根監督のヴィジョンは、太陽の塔の今日的意味を探ろうとする本作品に大きな強度を与えるものである。また、関根監督の美しくアー ティスティックな映像表現がこのドキュメンタリー映画に芸術性をもたらし、上質な質感の獲得が期待できると考えたため。

監督プロフィール

関根光才(せきね こうさい)| 映像作家
1976年東京生まれ、上智大学文学部哲学科卒。広告映像制作会社勤務時代に、初監督作品である短編映画「RIGHT PLACE」を発表。 同作品が海外の映画賞を多数受賞したことでデビューを果たす。その後、Young Directors Award グランプリを受賞したことで日本人の広告映像ディレクターとしては国際的な知名度を獲得、文化横断的なストーリーテリングで活動の幅を海外に拡げる。2008 年に独立すると、広告映像以外にも実験的な映像表現を取り入れた演出でミュージックビデオや映画、インスタレーションアートな ど活動の幅を広げ、Cannes Lions でのグランプリやD&AD でのブラックペンシル、ONE SHOWやNew York Festival 金賞などの受 賞など、特に国際的なクリエイティブアワードで多数の受賞を果たし、国際的に認知される日本人監督となる。

現在、国内・国外で映像作家としての活動を行う傍ら、3.11 福島原発事故以降に発足した、表現で社会や政治に向き合うアートプ ロジェクト「NOddIN(ノディン)」などでもインディペンデントな創作活動を続けている。

今後のスケジュール

*2016年10月中旬~: ドキュメンタリー映画制作開始
*2018年劇場公開予定